手巻きデイトナと言うと、ワンカラーベースの文字盤にバーインデックスが搭載されていますが、一方のエキゾチックダイアルは文字盤外周・インダイアルのカラーがベース文字盤とは反転しており、なんともエキゾチックな印象を醸し出すことが特徴です。外周のミニッツトラック部分は反転カラーであるのみならず、段差が設けられているので、メリハリある印象となっております。
なお、ポール・ニューマンダイアルというとホワイトカラーの文字盤をベースにインダイアルがブラックとなった個体が思い浮かぶかもしれませんが、第1、第2世代のデイトナにブラックが存在します。希少なホワイトよりもさらに希少となっており、コレクターズアイテムとして名前が挙がります。2023年モデルはベースがブラックとなることで、そんな希少モデルをも感じさせる逸品に仕上がりました。
ポール・ニューマンダイアルのモチーフを採用した特別なデイトナ 126529LN・・・ロマンが溢れますね!なお、新型デイトナはインダイアルのトラックの幅が細くなりましたが、126529LNはサークルがないため、また印象が変わってきます。
余談ですが、ポール・ニューマンダイアルはあまり製造数が多くないにもかかわらず、昔は結構気軽に交換などされていました。そのため希少性はきわめて高く、市場価格も青天井の状態です。コピー品なども出回っていますので、ヴィンテージモデルを購入する際は要注意です!
プラチナデイトナ同様、126529LNでもシースルーバック仕様となっております!
手巻きチェリーニ プリンスを除き、ロレックスはソリッドバックを基調としてきました。しかしながら2023年、新型プラチナデイトナおよび新コレクションとなる1908でシースルーバックモデルをリリース。コート・ド・ジュネーブ装飾(縦じまのような装飾)が施された受け板や、肉抜きされたゴールド製のローターは、特別な高級機であることをいっそう私たちに伝えてくれます。
なお、ムーブメントも従来のCal.4130からCal.4131へとアップデートされました。
高精度クロノメーター認定の、日差±2秒の正確さ(検査環境下)やパワーリザーブ約72時間、耐磁性・耐衝撃性に優れたパラクロム・ヒゲゼンマイなどといったスペック面は大きく変わりません。しかしながらCal.4131、ロレックス曰く「前身のキャリバー 4130が備えていたすべての技術を採用し、さらに向上している」とのこと!この言葉通りCal.4131は、エネルギー効率が高められたクロナジー・エスケープメントや独自の耐震装置パラフレックス・ショックアブソーバー、そして最適化されたボールベアリング(自動巻きのゼンマイ巻き上げの要ともなるローターの、軸で用いられる軸受け)が標準装備となりました。なお、パーツ点数が低減されているのも特筆すべき点です。
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