アイソトープ（ISOTOPE）は、ホセとジョアナ・ミランダによって2016年に設立された日本未上陸の独立系マイクロウオッチブランドだ。 “アイソトープというブランド名は、同位元素、同位体（原子番号が同じで質量数が異なる核種）を意味しており、時計の中央に“ラクリマ（ラテン語で涙の意味）”をレイアウトしたアイコニックなデザインを軸にしつつ、ユニークなコレクションを展開している。
同ブランドはイギリス・ロンドンから北北西約50kmに位置するハーペンデンを拠点にしており、ファーストコレクションとして2016年に発売された“ライダージャンピングアワー”以降、ジャンピングアワーにこだわったモデルを展開したが、近年はポップカルチャー、アール・デコ、アール・モダン、ブルータリズム・デザインの要素からインスピレーションを得た時計を製作している。
アール・デコの豊かな遺産を象徴するのが、その大胆でジオメトリックのフォルムだろう。洗練された流線型の美学を時計のデザインで体現している。
また、ブルータリズム建築の無骨さと誠実さからインスピレーションを得ており、強い反応を呼び起こし、
ルイヴィトン スーパーコピー永続的なインパクトを残す時計作りにつながっている。 今回は、アイソトープのコレクションから二つの新作モデルを紹介する。
最初に紹介するハイドリウム オレンジ・ワン、大胆なデザインと堅牢な機能性、個性が融合した時計だ。 1970年代にオレンジ色はデザインやファッション、グラフィックデザインの世界で流行し、その後、レトロな美意識の象徴となった。 時計の世界でも水中での視認性の高さからプロダイバーにとって実用的な色となったオレンジは、1960年代から70年代にかけてダイバーズウォッチに多用された歴史をもつ。
ケースサイズは40mm、厚さは12.9mmのマイクロブラスト仕上げ 316Lステンレススチール製で、ねじ込み式リューズと無反射加工を施したサファイアクリスタル風防を装備。防水機能は300m防水を備えている。
ムーヴメントはスイス製ランデロン社製の自動巻きキャリバーを搭載。ズール・アルファ（英国製）のナイロンベルト、またはグレーのFKMトロピカルラバーベルトを選択が可能だ。販売価格は約18万円。
次に紹介するアイソトープのクロノグラフシリーズのひとつ、クロノグラフ・ムーンショット・テラ・マリスは時計愛好家に新鮮で革新的な体験を提供している。この時計のデザインは、アイソトープと美術史家、時計作家でもあり愛好家のミゲル・シーブラのコラボレーションによるもの。
グレード5チタンのケースは、高度なCNC技術とDLC加工技術を駆使して製作され、文字盤は作家アレハンドロ・ホドロフスキーと天才画家メビウスによる伝説的な漫画“アンカル”や1970年代のクロノグラフからインスピレーションを得ているそうだ。
